全体概要

福井県嶺南6市町が共通する課題(有害鳥獣の処理および利活用)について、「嶺南連携事業推進協議会」を設置し、その課題解決のため協働して有害鳥獣処理施設および食肉処理加工施設を完成しました。

※福井県嶺南6市町…敦賀市、小浜市、美浜町、若狭町、おおい町、高浜町

施設の概要

若狭ジビエ工房は、若狭の山林や農村を守るために捕獲されたシカやイノシシの有効な活用を図るために整備しました。

また、獣肉を食べること(=命を大切にすること)を通じた次世代への恵み豊かな環境づくり、人づくりのきっかけとなる施設を目指して運営します。

名 称
若狭ジビエ工房
(正式:嶺南地域有害鳥獣食肉処理加工施設)
住 所
福井県三方上中郡若狭町
海士坂42-73
規 模
鉄骨平屋建、延床面積99m²
対象獣種
ニホンジカ、イノシシ
加工施設の外観 焼却施設の外観
処理対象は嶺南地域で捕獲された有害鳥獣です。
有害鳥獣とは、人畜や農作物等に被害を与える鳥獣で、イノシシ、シカ、サル、アライグマ、ハクビシン、アナグマ、カラス、カワウ等が対象となります。
搬入方法については、回収と直接持込みがあります。
回収については、委託業者が市町指定の回収場所へ2t冷凍庫車で巡回し、捕獲獣を回収します。
直接持込みについては、市町が認めた者、猟友会の会員等が施設へ直接持込みます。
環境に配慮した焼却処理を行います。
搬入車両は、道路を汚さない、臭気を出さない等、周辺環境に配慮し、指定された道路を通行します。高温で焼却するので、煙や臭気はほとんど出ません。施設外部への騒音等の影響は、ほとんどありません。

事業経過

平成19年度
嶺南6市町の共通する課題である、有害鳥獣の処理および利活用について検討するために「嶺南連携事業推進協議会」を設置
嶺南地域有害鳥獣の処理と利活用について基本構想を策定
平成21年度
基本計画策定
平成22年度
用地の取得、用地造成工事、焼却処理施設・専用道路の詳細設計
平成23年度
焼却処理施設完成(平成24年3月)
平成24年度
焼却施設運用開始(平成24年4月)
食肉処理加工施設工事着手(平成25年3月)
平成25年度
食肉処理施設・専用道路完成

▲ ページ上部へ戻る